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中国のペプチド産業に注目 日本での商品化、産学連携進む

 ペプチドの機能性に着目し、国を挙げてその産業化を進める中国。日米欧からも大学や有力企業が集まって行われた第4回国際食品由来ペプチド学術検討会では、基礎研究が進む一方、その販売戦略が問われる形となった。


 第 4 回目となる国際食品由来ペプチド学術検討会(IACFP)が先月21日から 2 日間、中国食品発酵工業研究院(CNRIFFI)や中国保健協会などの主催により、中国広東省東莞市で開催された。ペプチドの機能性に関する基礎研究のみならず、アスリート分野や介護分野における応用例も紹介され、新たに導入を検討する企業も出てきた。
 米サプリ大手「B&D Nutrition」代表のウィリアム・ヴァン・ダイク氏は、「ペプチドは機能性食品分野におけるニューウェーブ。米国は日中に遅れをとっている」と語り、米国でも中国主導のペプチド研究に関心が集まっていることを明らかにしている。
 中国は、ペプチド産業化を国を挙げて推進しており、CNRIFFI は全国にペプチド生産基地を 3 つ有する。広東省には、その 1 つである広東中食営科が置かれており、隣接するペプチド情報館には日々観光客も訪れる。
 ただ、生産基地はフル稼働状態とはいえず、まだまだペプチドの販売が軌道に乗っているとは言えない。その理由には、ペプチドの機能性が一般消費者にまだ十分に伝わっていないことや、価格が高いことが考えられる。日本でいままでペプチドといえば、コラーゲンが中心で、コラーゲンと比べると、中食営科のペプチ・・・
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