特集

【特集】たまごの健康機能 DHA・α‐リノレン酸など”機能性たまご”で市場底上げ狙う

 たまごは、良質なアミノ酸やビタミン、ミネラルを豊富に含む「完全栄養食品」。日本は、1人あたりのたまごの年間消費量が約329個と、メキシコ、マレーシアに次ぐ世界3位の消費大国で、たまごは日本の食卓には欠かせない存在となっている。最近では、ビタミンやDHA、葉酸など栄養成分を強化した「プレミアムエッグ」も浸透。中には、機能性表示制度への動きもあると聞く。さらには、世界的にコレステロールの摂取基準が見直されたことも鶏卵業界には朗報で、これまでコレステロール値を上げる悪役のイメージが強かったたまごは、そのイメージを払拭しつつある。たまごの消費拡大への追い風が吹いてきた。



再評価されるたまごの健康機能

 たまごは、人の体内では作り出すことのできない 8 種類の必須アミノ酸のほか、ビタミンやミネラルなど栄養価に優れていることから「完全栄養食品」と言われる。たまごの良さは、そうした栄養成分を普段の食事から手軽に摂取できることにある。さらに超高齢化社会に突入した現代においては、高齢者の低たんぱく傾向が問題視される中、良質な動物性たんぱく質を有するたまごの摂取が高齢者の低たんぱく予防に繋がり、運動機能を維持することから健康寿命延伸にも期待される。
 近年ではたまごの健康機能性も再注目され、国内外で機能性研究が盛んに行われている。これまでに、卵黄に含まれるリン脂質の脳への働きやカロテノイドの抗酸化能、たまごに含まれる栄養成分よる満腹感の持続、抗メタボ、抗老化、抗炎症作用といった研究成果が報告されているほか、国内では毎年、「タマゴシンポジウム」や「日本たまご研究会」などで、鶏卵メーカーや研究者による最新のたまごの機能性研究が発表されている。

機能性表示に向けた動きも

 たまごの健康機能が再評価されている中で、鶏卵メーカー各社は、飼料や飼育方法に工夫を凝らし、元来の高い栄養価に・・・
(詳しくは6/1発行・第1597号で) 購読案内
企業動向
一貫した生産・品質管理体制を構築
鶏卵の国内シェア20%を目指す
(イセ食品)
葉酸、αリノレン酸を強化『しんたまご』
葉酸たまごで社会貢献活動を推進
(JA全農たまご)
(詳しくは6/1発行・第1597号で) 購読案内





毎号平均60ページの圧倒的情報量で業界を牽引する「健康産業新聞」
ウェブ上では一部の紹介のみです。紙面には業界人必見の記事が満載。
信頼のオピニオンリーダー「健康産業新聞」をご購読ください。

毎月第1週、第3週水曜日発行 
年間購読料21,600円(税込)
(1666円/月)


行政・業界ニュース

企業ニュース

特集

PAGE TOP