雪印メグミルク㈱　市乳事業部商品企画グループ　中澤秀昭氏

　他の乳業メーカーに先駆けてヨーグルト製品で初の機能性表示食品を発売した雪印メグミルク㈱（東京都新宿区）。今年3月期決算でも、ヨーグルトの売上増が大きく貢献し、売上高は前期比5.2％増で推移。引き続き最大注力商品としてマーケティングに力を入れている。同社市乳事業部商品企画グループの中澤秀昭氏に話を聞いた。

――　機能性表示食品の売れ行きは
　現 在 受 理 さ れ て い る の は 『 恵megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト』、『同ドリンクタイプ』、『同アロエ』、『同豆乳仕立て』の 4 品。前者 2 商品は昨年 8 月25日から、後者 2 商品は昨年 9 月29から販売を開始しています。
　『恵megumiガセリ菌SP株ヨーグルト』では、機能性表示前の昨年第 1 四半期と第 4 四半期の比較では、5.5倍に伸び、シリーズ品全体で 4 倍以上の伸びとなり、当初の計画を上回る勢いで推移しています。商品は「内臓脂肪を減らす」機能を表示していますが、機能性表示をする前はガセリ菌SP株の機能性をお客様に伝えきれずにいました。新制度により商品パッケージにダイレクトに機能性を表示できるようになったことが大きく貢献していると思います。
――　開発・届出で苦労した点は
　新制度がスタートし、いち早く市場に商品を投入することを目指していましたが、今まで前例のない制度でしたの・・・
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