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世界初、東大・門脇孝教授らアディポネクチンのメカニズム解明

食品成分によるメタボ対策も現実味帯びる
 メタボリックシンドロームを防ぐはたらきが注目される「アディポネクチン」が、体内でレセプター(受容体)と結合することで血糖値降下やインスリンのはたらきを助けるとするメカニズムが解明された。
 研究を行った東京大学大学院医学系研究科の門脇孝教授らの研究チームは、すでに複数の企業と共同で、アディポネクチンのレセプターのリガンド(ある物質と特異的に結合する物質)となる食品成分の同定を急いでいる。
 リガンドとなる食品成分が見つかれば、メタボリックシンドロームの根本的な解決につながる可能性がある。
 「それが見つかれば食品成分として、あるいはその構造から創薬に結びつく可能性もある」(門脇教授)という。研究成果は今月9日、米科学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に発表されている。

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