多様なニーズに応えるウリ素材
ほとんどがつる状の草本からなるウリ科(学名:Cucurbitaceae、英名:Gourd family)の植物には、健康食品素材としての利用が進められているものも多く、スイカ糖は今度の食薬区分の見直しで食品でも使えるようになるシトルリンを多く含有することから脚光を浴びている。ニガウリ(ゴーヤー)は、テレビでダイエット効果が紹介され、健食素材として定番化。血糖上昇抑制作用などの機能性も期待できることから、メタボリックシンドローム対応素材として認知度向上が図られている。また、メロン抽出物も、豊富なバックデータと新たな作用機序を有するSOD素材・GliSODin(グリソディン)の登場により、注目されるようになった。そのほか、ヘチマやキュウリなどもアルコール対応の健康食品素材としての利用が始まっている。