本紙編集部が化粧品受託製造企業90社以上(有効回答52社)を対象に実施した取材およびアンケート調査によると、2015年度の売上げは8割の企業が増収となり、4割が2ケタ増の売上げを達成。化粧品メーカーのアウトソーシング化や相次ぐ異業種参入、海外からの引き合い増加などの影響により、売上を伸ばす企業が増えていることが、今回の調査から明らかになった。一方、今年前半の経営状況について「良かった」とみる企業は半数で、残り半数は「どちらともいえない」と回答。昨年インバウンド需要の恩恵などで売り上げを伸ばした企業も多く、その反動を危惧する声が多く聞かれた。各社は安定した売上を確保するため、企画提案力や研究開発力の強化を図り、他社との差別化を図っている。化粧品受託製造業界の最新動向をレポートする。
半数が経営良好と回答
インバウンド終息傾向に不安も
今年度の売上高について聞いたところ、回答企業の81%が前年を上回ったと回答。さらに40%が 2 ケタ増を達成したと回答した。前年割れの企業は 8 %だった。今年の経営状況について、回答企業の半分が「良かった」と回答。「悪かった」と回答した企業はわずか 5 %で、好況感が伺える結果となった。「どちらともいえない」との回答は46%だった。
「良かった」と回答した企業は好調の要因について、「既存顧客の売上増」、「新製品が順調に伸びた」といった受注拡大に加え、「インバウンド需要に伴う量産品が好調だった」、「輸出向けが伸びた」とい・・・
(詳しくは6/15発行・第1598号で)
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