欧米を中心に一大市場を形成する“ グ ル テ ン フ リ ー ”食 品 。米 国 で は2019年23億4,000万ドル、年平均成長率19.4%と高成長を予測している。日本ではハリウッドセレブなどがダイエットや体質改善で紹介し、認知が広まった。農水省では先月、グルテンフリーの国内、海外の市場調査に着手することを発表。来年をメドに認証制度の構築を目指す。
“グルテンフリー”は、麺類やパンなどのつなぎとして使われる小麦から生成されるタンパク質の一種“グルテン”を含まない食品を指す。セリアック病などのアレルギー症状やグルテン不耐症の対策として紹介され、欧米を中心に一大市場を形成している。最近では健康、ダイエット、体質改善などを目的に摂取する人が多数を占め、特に米国では、高級オーガニックスーパーのほかウォルマートなどの安価な商品を置くスーパーでも専用のコーナーが設けられるなど、世代・性別・収入を問わず、幅広く普及している。英国の調査会社William Reedの調べによると米国のグルテンフリーの市場規模は2014年で9 億7,300万ドル、2019年には23億4,000万ドルになるとし、年平均成長率19.2%と高い成長率を予測している。欧米でグルテンの代替として使われるのは、トウモロコシ粉、コーンスターチ、米粉、ソバ粉など。最終製品では、チップスやニュートリションバーに加え、醤油や味噌などもグルテンフリー認証を取得するなど、日本企業の参入も活発化している。
国内では、ハリウッドセレブのミランダ・カーやテニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチなどが…
(詳しくは7/6発行・第1599号で)
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