6000億円台を維持するトクホ市場。ここ数年、市場の活性化に貢献しているトクホ飲料は、『伊右衛門 特茶』(サントリーインターナショナル食品)、『からだすこやか茶W』(日本コカ・コーラ)など、好調を維持する製品がある一方、苦戦を強いられた製品もあり、茶系トクホを中心に競争が熾烈化している。各社、ラインアップの拡充、新機能の発信、ブランドの強化、Wヘルスクレームなどで差別化を図るほか、30、40代女性獲得に向けた販売プロモーションに力を注ぐ。乳製品トクホは、昨年「腸内フローラ」などが話題を呼ぶなか、消費者の腸内環境における健康機能の関心が高まり、購入きっかけにつながっており、引き続き好調を維持する。一方、飲料やヨーグルトなどでは機能性表示食品が出始めているが、各社からは「健康機能への注目が増し、市場活性につながる」など、期待を寄せる声が多くを占めた。新たな動きでは肌訴求のトクホ(『素肌ウォーター』<資生堂>)が誕生し、下半期は注目を集めそうだ。
『伊右衛門 特茶』、好調維持
『ヘルシア』、新許可表示で攻勢
炭酸トクホ、コーヒートクホに続き、ここ数年は、トクホ飲料のなかでも、茶系トクホが市場を牽引する。全国清涼飲料工業会によると、清涼飲料水品目別生産量で緑茶は「季節限定品の展開や、好調なトクホ製品などで 4 年連続増加している。健康志向を背景にトクホ製品に関心が高まっている」と話す。
人気製品の 1 つがサントリーインターナショナル食品の『伊右衛門 特茶』。発売 3年目にして販売数量は年間1,400万ケースを超え、ヒット商品に成長している。同・・・
(詳しくは7/6発行・第1599号で)
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