農林水産省は7日、蜜蜂が減少する被害の事例調査の結果、水稲のカメムシ用殺虫剤が原因である可能性が高いと発表した。カメムシ除去時期の7~9月、都道府県に対し注意喚起のための通知を出す。
欧米で騒動となった蜜蜂の大量失踪は日本では報告されていないものの、蜜蜂が減少する事例は国内でも発生している。農水省では、農薬と蜜蜂が減少する事例の発生について関連性がないかを把握するため、2013~2015年度の 3 年間にかけて調査を行い、13年度69件、14年度79件、15年度50件の被害を確認した。
各年度に発生した被害事例の多くは、7 月中旬~ 9 月中旬に発生。原因は、水稲のカメムシを防除する時期に多く、巣箱の前から採取した死虫からは各種の殺虫剤が検出された。死虫中の農薬を分析したところ、約 7 割の死虫からカメムシ防除剤を検出。これらのことから、分析に供した死虫の発生は、水稲のカメムシ防除に使用された殺虫剤に、蜜蜂が直接・・・
(詳しくは7/20発行・第1600号で)
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