本紙が調査している健康食品市場の話だが、05年をピークに、この10年ほとんど横ばいで成長の軌跡が見えない。好材料もあるのだが、市場は頑なに横ばい状態である。
今年は、機能性表示食品に、スーパーフード、それに爆買いとの期待もあったが、爆買いは早くも失速し、訪日旅行者は増えているものの「モノからコトヘ」と体験型を目指す志向が高まったとの分析だ。さすがに機能性表示食品は、一過性ということもないだろうが、従来の「いわゆる健康食品」の衣替えであれば、それほど期待がもてるわけでもない。
この10年の市場の伸び悩みを振り返ると、05年から人口減少の流れが始まる。流通チャネルでは、訪販、宣伝講習販売から、通信販売のウエイト拡大が進んだ。特商法などの規制強化は、いずれの販売方法も対象とはしたが、殊更に前者への規制強化の効果は大きく、過量販売や戸別訪問の販売などの形態が厳しく規制され、400億円を売り上げていた販社が、100億を割るような状況があちこちに広がった。また、リ・・・
(詳しくは8/3発行・第1601号で)
毎号平均50ページの圧倒的情報量で業界を牽引する「健康産業新聞」
ウェブ上では一部の紹介のみです。紙面には業界人必見の記事が満載。
信頼のオピニオンリーダー「健康産業新聞」をご購読ください。
毎月第1週、第3週水曜日発行
年間購読料21,600円(税込)
(1666円/月)