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【抗ウイルス素材】予防対策に食品利用が定着

 2009年、猛威を振るった新型インフルエンザが、消費者の自己防衛意識を高める契機になった。今では、予防対策の1つして健康食品、サプリメントを取り入れるという選択肢が定着。最近は、子供向けの予防食品としても利用が進む。健康関連の学会でも抗ウイルスをテーマに取り上げた研究成果が増えている。インフルエンザや風邪予防以外に、尿路感染症やB・C型肝炎、ヘルペスなど、さまざまな感染病に有効であるといった研究報告もあり、抗ウイルス素材が注目を集めている。



乳酸菌筆頭に、研究成果が続々

 2009年、世界的に大流行した新型インフルエンザでは、日本国内も一時パニック状態に陥った。以降、消費者の自己防衛意識が高まり、マスクや、空気清浄機、除菌スプレーなどの定番商材に加え、食品を利用した予防対策も浸透した。
 調査会社のアイシェアが20~60代男女1,000に行った「インフルエンザ予防対策」(2013年実施)によれば、6 割以上が予防対策を行っていると回答。そのうち、「マスクをつける」「予防に良いと言われる食品を摂る」は、「予防注射」を上回る4割以上を占め、具体的な予防食品として「ヨーグルト」(48.3%)のほか、「サプリメント」(47.2%)、「大豆製品」(23.4%)などが続いた。
 こうしたなか、健食業界でも機能性研究が活発化。抗ウイルスをテーマにした研究成果の論文や学会発表が目立つようになってきた。キリンは昨年、東海大学医学部と共同で「プラズマ乳酸菌」摂取・・・
(詳しくは7/20発行・第1600号で)
インフルエンザ予防で特許
『シスタス®』提案
ユニコ
シイタケ菌糸体培養培地抽出物『LEM』
ウイルスの感染防御、増殖抑制を確認
野田食菌工業
体内インターフェロン産生能をアップ
ヒト試験で血中ウイルス量減少を確認
パラディアム
抗インフル効果が確認されたクリス
パタス菌製剤『KT-11』を供給
キティー
沖縄モズクフコイダン
自社一貫生産体制、粉末・エキスを供給
ホクガン
(詳しくは7/20発行・第1600号で)




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