7月26日現在、機能性表示食品として登録済みの商品は325品に上る。その内訳は機能性を訴求した加工食品が半数強で、健康食品・サプリメントが残りの大半を占める。販売チャネル別では、通販および店頭向けが好調感を維持しているようだ。一方、年間3,600億円以上の健康食品を売上げているMLM業界が静観を続けている。現在まで、フォーデイズが4月に業界初の受理製品となるアイケアサプリ『アイリフレ クリア』を発売したにとどまっている。クローズドマーケットにおける機能性表示食品制度の活用の有効性や意義について取材した。

　公益社団法人 日本訪問販売協会の年次統計によると、訪問販売・MLMで、健康食品は化粧品に次いで売上高に占める割合が多い品目となっている。各社とも機能性表示への関心が高いものの、比較的資金に余裕がある大手企業であっても情報収集と現状把握にとどまっているケースが少なくない。一部の大手企業が前向きな取り組みを進めているようだが、上位の売上げを誇る企業を含め大方は静観を続けている状況だ。こうした中、16期連続で増収を続けるフォーデイズでは今年 1 月に業界で初めて機能性表示食品の届出が受理され、4 月に『アイリフレクリア』を発売した。同社によると、「機能性表示食品である同品の 4 ～ 7 月までの販売は、バージョンアップ前の『アイリフレ』と比較して274％を記録した。予想を超える結果だった」と驚きを隠せ・・・
（詳しくは8/3発行・第1601号で）