◆「新健診制度」施行まで一年、健診対象者は5600万人◆
医療界にとって今年のテーマは、何と言っても来年4月からスタートする「特定健康診査・特定保健指導」(以下健診・保健指導)への対応と言えるでしょう。健診対象者は、被保険者と被扶養者を合わせると5600万人にものぼります。仮に対象者全てをスクリーニングしたとすると、メタボリック症候群の該当者と予備群は、厚労省が試算した2000万人をはるかに上回るかもしれません。健診はもとより保健指導においても、医療機関の役割が重要になってきます。発症予防や重症化予防など、医療機関の守備範囲は大きく広がりそうです。
■目標達成率で老健支援金を加減算
■保健指導の成否が保険者の明暗を
■2000億円の健診市場が創出
■保健指導で期待されるトクホ需要
■保健指導者は研修受講が条件
■当面の課題は団塊世代の健康教育