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【特集】アミノ酸・ペプチド 老いも若きも運動・栄養素でアミノ酸に注目


機能性表示に向けた動きも活発化

 近年、スポーツ人口が増加し、併せて運動中の栄養補給や運動後の疲労回復などスポーツニュートリションの重要性が浸透する中、筋肉増強系、脂肪燃焼系、回復系などで、各種アミノ酸・ペプチド素材の飲料、ゼリー、サプリメントなどの採用が進む。一方、ロコモ・サルコペニア対策などシニア向け商材でもアミノ酸やペプチドが注目されている。今年に入り、高齢者をターゲットにした味の素の「アミノエール」「アミノケア」が機能性表示食品として受理された。また、原料サプライヤー各社は、エビデンスデータの整備を進め、差別化素材として原料のブランディング戦略を打ち出し始めた。1,600億円とされるアミノ酸市場。2,000億円市場に向けた動きが始まった。



スポーツ人口増加が追い風

 日本生産性本部余暇総研が発表した最新データによれば、2015年の「ジョギング・マラソン」の参加人口は2,190万人。女性専用ジムのカーブスや専門性に特化 し た ラ イ ザ ッ プ な ど が 話 題 に な り 、フィットネスクラブ市場は4,390億円(前年比1.6%増)と過去最高を記録するなど、国民の運動・スポーツへの関心が高まりを見せている。また、これらの運動をきっかけに、トライアスロン、トレイルランといった運動強度の高いスポーツを志向する人も増加。今後も、東京五輪開催、健康志向の高まりなどを背景にスポーツ人口の増加が見込まれ、スポーツ市場のさらなる拡大が期待されている。
 スポーツ人口の増加とともに、運動中の栄養補給や運動後の疲労回復などスポーツニュートリションの意識も浸透。サプリメントや飲料系など、アミノ酸やペプチド商品は売れ行きも良く、リピート購入率も高い。
 味の素では、アミノ酸飲料に加え、『アミノバイタルプロ』シリーズなどスポーツ系商材が好調といい、担当者はその要・・・
(詳しくは8/3発行・第1601号で)
 アミノ酸・ペプチドを扱う各社では、素材の特徴、機能性エビデンスデータの蓄積などを差別化にブランド展開。機能性表示への準備を進め、取り扱い素材のSRを完了したサプライヤーも続々登場。各社、スポーツ、シニア、一般食品市場に向けた素材、製品の提案を推し進める。
美容・運動・シニアの
各領域でアミノ酸提案 - 協和発酵バイオ
世界的ブランドの『CREAPURE ® 』
機能表示食品対応も追い風に、成長続く - クレアピュア事務局
アミノ酸ミックスブラン
ディング戦略を展開 - 味の素ヘルシーサプライ
「機能性+甘味料」で用途拡大
健食から一般食品まで幅広く提案 - タイショーテクノス
高吸収性のグルタミンペプチドを採用
『アミノペプチドアスリート』を発売 - テクノサイエンス
アルギニンでSR実施
機能性表示食品対応でメーカーへサポート - 大象ジャパン
豊富なラインアップを誇るアミノ酸素材
スポーツ用途を中心に好調に推移 - フロンティアフーズ
L-カルニチン、スポーツ栄養で提案強化
筋肉疲労軽減・筋肉維持で機能性表示も視野 - ロンザジャパン
アラニン、機能性飲料用
途の販売拡大 - 武蔵野化学研究所
国内精製品の各種アミノ酸展開
様々な機能性を提案 - プロテインケミカル 
必須アミノ酸を高含有
米タンパク質主成分の機能性素材を展開 - オリザ油化
魚肉ペプチドサプリ『サカナのちから』好調
『さっとタンパク』をリニューアル - 鈴廣かまぼこ
アミノ酸関連商品好調
用途に合わせた提案進める - THINKフィットネス




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