「肥満」年々増加、3割突破
2015年の人間ドック受診者は前年より3万人増えて316万人となり、異常は「高コレステロール」と「肝機能異常」がともに約33%となったことが、日本人間ドック学会が3日までに発表した全国集計結果でわかった。「異常なし」は過去最低の5.6%。受診者の高齢化などが背景にある。
男性「胃がん」、女性「乳がん」が最多
2015年に人間ドックを受診したのは316万2,817人で、前年から 3 万1,180人増加した。年代別にみると、40歳未満が38万208人(12.0%)、40代が99万5,592人(31.5%)、50代が99万2,720人(31.4%)、60歳以上が79万4,297人(25.1%)。05年(受診者267万人)と比較すると、40歳未満は10万人ほど減る一方、60歳以上は33.9万人も増えた。
人間ドックでみつかったがん症例数は8,305例で、内訳は男性が5,139例、女性が3,166例。臓器別にみると、男性は「胃がん」が1,609例、女性は「乳がん」が1,342例で最も多かった(左下グラフ)。
女性の「乳がん」は00年から激増。40代が34.1%で最も多くなっている。エコー検査やマンモグラフィーといった画像検査の普及が影響している。「子宮がん」も40代が最多だった。報告では、女性の乳・・・
(詳しくは8/17発行・第1602号で)
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