発芽玄米は、ミネラル、食物繊維が多く摂れる健康食品として2000年前後から一気に市場が拡大した。市場規模は2001年140億円、2002年150億円と順調に展開していたが、2002年のブームをピークとして、その後市場は年10億~20億円ダウンのペースで縮小した。昨年の市場規模は推定110億円。業界関係者によれば「ようやく、減少動向も鈍化し、下げ止まった」とのことだ。各社ともにこれを機に巻き返しを図る。マーケットイン戦略により新商品の投入や、販売方法、価格の見直しなど、新生「発芽玄米」アピールを行う動きが大手各社を中心に出始めた。