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【特集】青汁 上半期は販売ルートで明暗も、定番商材として堅調に推移

 本紙調査で昨年の青汁市場は前年比9%増の推計1,010億円(小売ベース)と8年連続で成長し、1,000億円の大台を突破した。インバウンド特需の影響もありドラッグストア、コンビニ、量販店の各ルートでの売り上げが急伸したことが大きい。一方、今年上半期の状況は、インバウンド特需の終息で、ドラッグストアで販売しているメーカーでは前年同期を下回った企業も見られたが、その他ルートでは大幅増や微増との回答もあり、国内消費の底堅さがうかがえた。最近の市場では青汁単味の製品に加え、整腸や美容素材を加えた製品、スーパーフードブームに伴いグリーンスムージなど新顔も市場の追い風となっている上、抗肥満やダイエット、血糖値上昇抑制を謳った機能性表示食品を受理した青汁製品も登場。今年の市場も堅調に推移することが期待される。



インバウンド特需終息も
国内消費は堅調

 今年上半期( 1 ~ 6 月)の市場を見ると、今回取材およびアンケート調査に回答した企業のコメントから、販売チャネルで明暗が分かれた。
 前年同期と比較して微増や大幅増と回答した企業はTVショッピングや通販、対面販売ルートで展開しているところが多かった。逆に、現状維持や減収と回答した企業の多くはドラッグストアルートでの展開を行っていた。ドラッグストアルートではインバウンド特需の終息が影響したもようだ。
 ドラッグストアルートで 4 割強のシェアを持つ山本漢方製薬では「昨年が異常な状況。今年前半はその反動で売上は落ちている」という。ただし「一昨年比で見れば上回っており、国内消費は相変わらず順調だ」とコメント。ヤクルトヘルフーズ、大正製薬なども同様のコメント・・・
(詳しくは8/17発行・第1602号で)
酵素活性のある“大麦若葉エキス”を
差別化ポイントに展開
日本薬品開発
DgSで 7 年連続売上トップ、
こだわり抜いた大麦若葉青汁を展開
山本漢方製薬
九州産にこだわった青汁受託加工急伸、
製造~販売一貫体制でコストダウン
九州薬品工業
青汁受託加工・製造でトップクラスの実績、
NZ産大麦若葉の原料供給も好調
シェフコ
沈香葉、便通改善で機能性表示受理
“表示対応”でOEM供給本格化へ
アピ
大麦若葉、すいおうなど多彩な原料種類
トクホ・機能性表示、ニーズに合わせて対応
東洋新薬
抗メタボ、血糖値低下作用を確認
国産明日葉の原料・OEM供給を展開
タカラバイオ
リグナンリッチ「胡麻若葉」でブランディング
オンリーワン青汁原料として差別化へ
わだまんサイエンス
中国と日本で抗アレルギー剤の
特許確定
大森ヘルスケア
道産大麦若葉エキス末のOEMを本格化
SOD活性促進で特許も
日生バイオ
「夏バテ防止+抗メタボ」を訴求
国産ニガウリを提案
備前化成




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