農産物で機能表示対応

　農産物由来の機能性表示をいち早く実現したフジッコの『蒸し大豆』。今年1月の表示開始により売上は約2倍増。その結果を受け同社では、他の商品にも機能性表示を拡大することを検討している。実際に届出を担当した研究開発室主任の難波文男氏に話を聞いた。

――　機能性表示後の売上は？
　機能性表示による売上増加は顕著で、『蒸し大豆』の売上は約 2 倍の伸長となり、配荷率で見ても、1.3倍の伸長となりました。今年 1 月から機能性表示を開始しましたが、昨年の月間 3 万箱前後の出荷量から、一気に月間 6 万箱あたりまで増加しました。
　今年 3 月の出荷数は昨年比で10倍になっており、弊社としては今後、機能性表示をほかの商品にも拡大していきたいと考えています。
――　届け出で苦労した点は？
　農産物は収穫時期や産地によって品質にばらつきがあります。『蒸し大豆』の届出でも、関与成分の含有量をいかに規格化するかで苦労しました。
　また、届出準備を始めたのは、制度開・・・
（詳しくは9/7発行・第1603号で）