食後血糖値の上昇抑制など、機能性が明らかになって以降、健食では定番素材になった桑葉。健康食品から一般食品まで幅広く採用され、用途も拡大。そして今年は、これまで難しいとされてきた、桑では初となる機能性表示食品で受理された。桑の機能性が再注目される形となり、桑市場がにわかに活気づいてきた。
機能性表示の動き活発化
桑葉は、平成 6 年に神奈川県科学技術政策推進委員会などの共同研究によって糖吸収阻害作用が明らかにされたことで、機能性素材として一躍脚光を集め、現在では、サプリや青汁、健康茶を定番に、菓子、パン、麺など一般食品への配合も進む。その後の研究で、血中脂質の改善効果も確認されたほか、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で美容効果も期待できることから、生活習慣病予防を図る中高年層や、美肌効果、整腸作用を求める女性層から支持を集め、幅広いニーズに訴求可能な素材として認知が進んでいる。
そしてこの7月には、ファンケルヘルスケアが、桑では初となる機能性表示食品「カロリミット」で届出受理された。ギムネマ酸やエピガロカテキン・・・
(詳しくは9/7発行・第1603号で)
『DNJ』を規格化した国産エキス末開始
有機桑葉粉末も発売以来好調
トヨタマ健康食品
自社栽培鹿児島産「桑の葉」原料が好調
桑の実(マルベリー)の供給も本格化
わくわく園
生産規模拡大で桑葉原料を安定供給
産官学民連携での機能性研究も推進
桜江町桑茶生産組合
「群馬産桑葉」の原料・OEM供給を推進
青汁用途でクマイザサと二本柱に
ユニアル
桑の機能性成分の受託分析に定評
桑由来アザ糖類の分析依頼が増加
機能性植物研究所
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