市場拡大へ明るい話題満載
機能性表示食品制度での届出受理、トクホ認可など、サラシア属植物を取り巻く環境が大きく変化している。機能性表示では5社6品が受理(9月28日現在)され、消費者の認知度もアップ。各社の原料供給、最終製品の売り上げも好調で、サラシア属植物に関する話題はいずれも明るいものばかりだ。現在の主な訴求である「血糖値の上昇抑制作用」に加え、腸内環境改善、抗アレルギー作用など様々な機能性も報告されており、新たな訴求へも期待がかかる。業界団体であるサラシア属植物普及協会の法人会員も増加しており、現在100億円程度とみられるサラシア市場の拡大機運が高まっている。
機能性表示&トクホで大注目
新規層取り込みも実現
サラシア属植物は、インドやスリランカなどアジアの熱帯地域を原産とする熱帯地域に自生するつる性の多年生木本。世界では120種類以上が見つかっている。インドのアーユルヴェーダでは5,000年以上前から肥満や糖尿病治療として使われてきた歴史を持つ。国内では、京都薬科大学名誉教授の吉川雅之氏の研究を皮切りに、各メーカーや学術機関が機能性研究を積極的に取り組んできた。
サラシア属植物に関する主な研究では、「α-グルコシターゼ阻害活性」、「抗肥満作用」、「肝臓保護作用」、「中性脂肪上昇遅延作用」など生活習慣病全般での機能性が確認されているほか、「糖新生阻害作用」、「血圧降下(ACE活性阻害)作用」、「腸内細菌叢の改善作用」、「アレルギー抑制作用」なども明らかにされている。
こうした機能性研究が認められ、(公財)日本健康・栄養食品協会が発表した平成・・・
(詳しくは10/05発行・第1605号で)
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