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【特集】ショウガ 「体温維持」の機能性表示登場


スポーツニュートリション、脳機能改善など 多様な機能性にも脚光

 世界各国で栽培され、香辛野菜としてだけでなく民間薬としも古くから利用されてきたショウガ。国内では冷え対策の定番素材として、サプリメントや健康食品、お茶や飲料、一般食品にいたるまで、幅広い商品に応用されている。昨年よりスタートした機能性表示食品では、伊藤園がショウガ由来ポリフェノールを関与成分としたスティックタイプのしょうが粉末『国産しょうが』で届出受理。「寒い季節や冷房条件下において体温(末梢)を維持する機能があることが報告されています(抜粋)」とする機能性表示を実現した。


 機能性研究では、血流改善のほかにも抗肥満や抗炎症作用、運動の質を改善するなどの知見が報告されており、スポーツシーンに向けた提案も本格化している。最近の機能性研究では、乾燥ショウガは認知症などの神経変性疾患の予防や進行抑制に効果的であることがわかるなど、ショウガが持つ多様な機能性が脚光を浴びている。

ショウガポリフェノールで機能性表示実現
表示テーマは「体温(末梢)維持」

 新陳代謝を促し、体を温める素材として認知されるショウガ。古くから漢方素材『生姜(ショウキョウ)』としても重要生薬に位置づけられている。国内では、永谷園がスープにショウガを配合したヒット商品『冷え知らずさんシリーズ』の登場以降、各社があらゆる商品にショウガを採用し市場は拡大。国産ショウガの大手サプライヤー・坂田信夫商店では、「誕生から30年を迎える当社のブランド品種黄金しょうがの人気が年々高くなってきている」とし、高知県産のショウガを100%使用した「粉末しょうが」や「しょうがぽん酢」は、TV通販でも大きな反響を呼ぶなどショウガ人気は過熱している。“冷え対策”の説得性をより高める格好となったのが機能性表示食品の登場。
 ショウガ配合の商品として初の機能性表示食品となった伊藤園の『国産しょうが』(届出番号:A298)では、機能性関与成分をショウガポリフェノールとし、ショウガの代表的な有効成分6-ジンゲロール、6 - ショウガオールを関与成分として定義した。機能性表示は、「寒い季節や冷房条件下において体温(末梢)を維持する・・・
(詳しくは10/05発行・第1605号で)



独自ブランド栽培種
『黄金しょうが』30周年
坂田信夫商店
SIRTMAX®、「血糖値」対応でSR完了
機能性表示食品素材としての原料供給スタート
常磐植物化学研究所
黒ショウガの運動機能改善
システマティックレビュー完了
オリザ油化
「Wスチームジンジャーパウダー」
「ショウガ葉末 ― H」を提案
日本粉末薬品
「歩行機能サポート」で
機能性表示食品受理
丸善製薬



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