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【特集】奈良県 自然環境と経済産業の両立した”漢方のふるさと”


漢方・生薬製剤・配置などの地場産業に強み

 3つの世界遺産と、古都としての歴史で観光名所の多い奈良県は、地場にゆかりの深い“漢方”を活かす『漢方メッカ推進プロジェクト』を推進。漢方や生薬製剤、配置薬業などが地場産業として発展してきた他県にない特徴を背景に、医薬品・化粧品とともに健康食品を手掛けるメーカーが多く集積している。近年、こうした企業の工場増改築や新工場建設の動きも増えており、奈良県庁企業立地誘致課などが県を挙げて支援している。



食品産業振興、県が後押し

 奈良県では、医療政策部と産業・雇用振興部、農林部などによる部局横断的な『漢方のメッカ推進プロジェクト』を推進、奈良にゆかりの深い漢方を活かし、薬用作物の栽培から機能性素材の開発など、関連する商品・サービスの創出に力を入れている。奈良県産業・雇用推進部企業立地誘致課では、産業振興の一環として、県内外の有力企業の誘致にも意欲的だ。本日から開催される食品開発展にも出展(ブースNo.1-129)し、「大阪や京都、名古屋、東京など大都市圏への交通アクセスの良さ」「災害に強い内陸型」「安価な土地」「豊かな住環境」「複数確保している好立地の産業用地」といった利点をアピールする。また、直近の企業立地優良事例として、先ごろ総延床面積1,150㎡の新工場が稼働した健康・美容飲料製造受託企業である米田兄弟社をブース内で紹介。25日には、都内で「奈良県企業立地セミナー」を開催する(53面トピックス参照)。

地場産業として歴史ある製薬業

 観光地として有名な奈良県は、地場産業の中でも製薬業の歴史が古く、シルクロードや遣隋使などを通じて運ばれた漢方・生薬処方は、病に苦しむ民衆を救済しようとする寺院に施薬(せやく:薬の施し)として普及し、20世紀に入るまで国内医薬品の主体として活躍。富山県と並ぶ配置薬発祥の地としても有名だが、藩の・・・
(詳しくは10/05発行・第1605号で)



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