温活マーケットが熱を帯びてきた。女性の8割以上、国民全体でも約7割が冷えを抱えていると言われる中、テレビや女性誌などメディアが冷えの危険性や温活の健康・美容効果、好調な温活マーケットについて紹介する機会も増え、従来は秋冬シーズンしか売れなかった温熱・温浴商材が、最近は年中売れる商材に成長している。
拡大する温活マーケットには大手企業や専門家も注目しており、9月15日には冷えや栄養の専門家を中心に大手企業も参画の下、温かい朝食をきちんと摂ることで腸内を温め、働きを活発化させることを啓発する「腸温活プロジェクト」も発足、腸温活の啓発をスタートした。医療や介護分野でも予防・未病ケアとして導入が進むなど、ますます活気を帯びる温活マーケットの最新動向をレポートする。
メディア露出増加で温活ニーズ喚起
数年前から提案が始まった日常生活で体を冷やさないようにする、体を温めるといった新しいライフスタイル「温活」が、マーケットを取り込んで広がりを見せている。温活への注目が高まる背景には、現代人の多くが冷えや低体温に悩まされている実態がある。各方面の調査では、女性冷え性(症)を抱える女性は8割以上とされている。加えて近年は、深部体温が低い「冷え」状態の人も増加しており、男女問わず国民の約7割に達すると言われている。
冷えの原因は食生活の乱れ、運動不足、ストレスなど。冷えは免疫力や基礎代謝量の低下、内臓の働きの低下、自律神経バランスの乱れ、うつ ―― などの要因とされ、様々な疾病を誘発する危険性を孕んでいる。また美容面でも肥満やセルライト、むくみ、肌のシミやクスミ、髪のパサつきなどの原因とも言われ、“冷えは老化のシグナル”と警鐘を鳴らす専門家もみられる。
国民の健康志向が高まる中、悩みを抱えた女性が多い「冷え」は、テレビや女性誌などメディアにとっても格好のテーマで、最近は多くのメディアが季節を問わず、冷えの危険性の紹介や、温活によ・・・
(詳しくは10/19発行・第1606号で)
温熱商材のスペシャリスト、
お湯の温熱商材が人気アイテムに成長
トラストレックス
TVショッピングで大好評の磁気ネックレス、
冷え対策アイテムとして提案
サン・シャレーヌ
高付加価値入浴剤の製造
販売・OEM供給が好調
五洲薬品
冷え対策で36年の実績、温熱ドーム
『スマーティ_』の導入先拡大中
フジカ
主力素材『ヒハツエキスパウダー』
“冷え・むくみ”で用途特許、食品利用広がる
丸善製薬
水素+炭酸の発泡入浴剤を開発、
11月上旬より本格発売
ドクターズチョイス
インタビュー
一般社団法人 冷え性を改善する温活協会
理事長 篠永 順一 氏
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