オーガニック＆ナチュラル食品の市場拡大が期待されるなか、異業種企業からの本格参入に注目が集まっている。アウトドアウェア・メーカーのパタゴニア日本支社（横浜市戸塚区、0800-8887-447）では、食品の新ビジネス「パタゴニア プロビジョンズ」が本格的にスタート。オーガニック食材使用のエナジーバー、スープミックス等を9月に発売した。同社が展開する食品新ビジネスについて、プロビジョンズの担当マネージャー・近藤勝宏氏に話を聞いた。

――　新ビジネス立ち上げの経緯は
　パタゴニアの創設者でありオーナーのイヴォン・シュイナードは、クライミングに魅せられて登山用具の開発・製造・販売をスタートさせ、自然を破壊しない道具を作ることを目標としました。その後アウトドアウェアも取り扱うようになりましたが、使用していたコットンに化学薬品が含まれていることを知り、人体や地球への悪影響を最小限に抑えるため全コットンをオーガニックに切り替えました。同業他社からは、これほどコストがかさむビジネスが成り立つものか、と疑問視されましたが、我々は環境保護とビジネスの両立に成功。これにより使用コットンのたった 1 ％をオーガニック化するだけで大きな影響がある大手メーカーをはじめ各社が追従し、環境保護に・・・
（詳しくは11/16発行・第1608号で）