機能性ヨーグルトが快進撃を続けている。消費者にとって「健康」イメージの極めて強いヨーグルトが、機能性表示食品制度を活用し、整腸作用、内臓脂肪低減といった具体的なヘルスクレームを武器に躍進。この季節、特に風邪やインフルエンザ罹患リスク低減などの効果で改めて注目を浴びるヨーグルトの市場成長に期待を寄せる各メーカーの動向を追った。
森永乳業によると、15年の家庭用ヨーグルト市場規模は前年比112%の約4,000億円。消費者の健康志向が高まる中、大手メーカー各社は、安定供給の実現および今後の市場成長を見込み、製造体制の強化を打ち出している。
整腸訴求の『ビヒダスのむヨーグルト』シリーズが機能性表示食品として届出受理されている森永乳業は先月28日、神戸工場(兵庫県神戸市)の製造ライン増設と、利根工場(茨城県常総市)の新棟建設を発表。両工場への投資は合わせて280億円超で、神戸工場が2018年4月、利根工場は2019年 6 月からの稼働をそれぞれ予定、機能性ヨーグルトを増産する。同社の宅配を除く家庭用ヨーグルトの売上高は前年比106%の502億円と好調で、消費者の健康志向による市場成長が期待できるとしている。同社では、2020年度には宅配を除く家庭用ヨーグルトで760億円の売上高を目指すという。
また明治では、「明治プロビオ・・・
(詳しくは11/16発行・第1608号で)
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