イタリア・オーガニック製品生産者連盟(FederBio/フェデルビオ)が11日、都内で「EU有機認証制度に関するワークショップ」を開催。流通および小売関係者ら約40名が参加した。FederBioは、行政や団体、企業、大学、研究機関などが集まったイタリアの生産者団体。行政への働きかけやメーカー教育、製品プロモーション、ラベルの正しい読み方など、オーガニック製品に関する様々な普及・啓発を含めた活動を行っている。
今回のワークショップは、2012年からEUとイタリア政府が共同出資で進めている、普及・振興プロジェクト「オーガニック・フード、オーガニック・ムード(OFOM)」の一環。このほど第2フェーズのスタートにあたり、EU有機認証制度や製品のメリット、市場において差別化できる点、Alinor Japan社、Probios社、Rigoni社の製品紹介などを行うワークショップが開催された。
同連盟がアメリカ、中国と並び日本市場へのアプローチに注力している理由について、同連盟のAngelo Puccia氏は、「日本では料理、食材ともにイタリアのものは非常に人気がある。特に受け入れられやすい土壌がある」と説明。また同氏によると、イタリアの有機食品市場は消費者ニーズの高まりから成長をみせており、オーガニックに特化した専門店などの出店も増加中という。