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定期通販 「カゴ落ち」ひろう新機能 テモナ

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 テモナ(東京都渋谷区)は、健康食品や化粧品の定期通販に特化した接客ツール「ヒキアゲール」について、1日から新機能の提供を開始した。来年秋までに、導入500社を目指す。
 「ヒキアゲール」は、定期通販サイトにおける成約率を高めるため、2年前に開発。すでに約300社で導入されている。導入後、成約率は約2倍になったいう。


 同社事業推進グループの田村耕一氏は、「ポップアップの出し方など、訪問者ごとにシナリオを用意することが重要」と話す。訪問回数や流入元などを分析し、訪問者ごとにサイトの見せ方を変える。
 通販では商品を買物カゴに入れた後、実際の購入まで至るのは全体の約30%といわれており、70%の消費者が注文手続きの途中で購入を断念している。
 田村氏は、「今回、そういった『カゴ落ち』に対応できる新機能を追加した。カゴ落ちの消費者は本来購入意欲が高く、適切にフォローすることが大事」と指摘する。
 テモナは「ヒキアゲール」のほか、健康食品や化粧品に特化した定期通販向けカートシステム「たまごリピート」を7年前から提供しており、導入実績は先月1000社を超えた。
 田村氏は、「従来は一般の通販サイトから定期通販サイトへの乗り換え需要が中心。最近では、初めから定期通販をやりたいという新規事業者が増加した」と話す。
 新機能を追加したヒキアゲールは、来年秋までに新規導入200社を目指しており、既存客と合わせて500社が目標。ウェブ接客ツールとして特許を取得しており、「基幹システム事業者ともコラボできる可能性がある」という。



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