腸内環境改善、血糖コントロールにも脚光

　現在2,000万人以上がメタボリックシンドローム該当者（予備軍含む）といわれ、その数は拡大の一途をたどっている。特に、メタボを要因として発症する循環器系疾患の医療費は6兆円規模に膨れあがり、医療費高騰に歯止めがきかない状況が続いている。医療費削減を目的として、「メタボ予防」や「メタボ対策」が喫緊の課題とされるなか、消費者の関心は健康食品やサプリメントへ注がれている。

　昨年スタートした機能性表示食品制度への期待は高く、実に受理総数の半数以上となる256品（11月末時点）が抗メタボ領域を訴求とする商品が占めており、活況をみせている。抗メタボカテゴリーの商品開発のスピードを上げている。

内蔵脂肪、中性脂肪など
抗メタボ関連商品250品超え

　消費者への認知度もあがり、一般流通でも目にする機会が増えた機能性表示食品。総合企画センター大阪が実施した機能性表示食品の消費者動向に関する調査では、調査対象626人のうち 5 割強の329人が「機能性表示食品を購入したことがある」としており、機能性表示食品で利用したいヘルスクレームとして「脂肪の吸収を抑える」が59.7％で最多。次いで、「体脂肪を減らす」56.4％、「免疫力を高める」46.6％、「コレステロールを抑える」43.0％となり、メタボ関連の機能性テーマが上位を占めている。
　ケンコーコムが自社通販サイト内で掲載している「機能性表示食品」売れ筋ランキングでは、1 位に大塚製薬「ネイチャー メ イ ド ス ー パ ー フ ィ ッ シ ュ オ イ ル（EPA／DHA）90粒」、2 位に東洋新薬「ゴールデンクロス メディスリム240粒」、3 位大塚製薬「ネイチャーメイド スーパーフィッシュオイル（EPA／DHA）パール180粒となり、トップ 3 を抗メタボ関連商品・・・
（詳しくは12/7発行・第1609号で）