EPA・DHA素材を供給する国内トップメーカーの日本水産㈱（東京都港区）では、機能性表示食品制度の利用を検討するメーカーへの原料提案を積極化している。

　同社は、冷凍食品やソーセージなどの加工食品をはじめ、ドリンク、サプリメントなど、EPA・DHAを配合した自社商品25品で機能性表示食品を受理（11月28日現在）。「EPA・DHAには中性脂肪値を下げる作用があることが報告されています（一部抜粋）」とする機能性表示を行っており、商品バリエーションを広げている。
　更に認知機能等新たな機能性表示でも申請を進めており、EPA・DHAでの機能性表示食品の届出を検討している販社に対してシステマティックレビューのサポートも含めて案内を進めている。
　食品向け原料は、EPA45％、28％、23％、DHA70％、55％、46％、27％、22％とニーズに応じたランクを幅広くラインアップ。サプリメントはもちろん、一般食品への採 用 も 広 が っ て い る 。
　ま た 同 社 で は 、EPA・DHA摂取の重要性や認知拡大を目的に、体内中のEPAとアラキドン酸（AA）の比率を指す「EPA／AA比」を積極的にアピールしている。AAは必須脂肪酸だが、摂取量が多いと炎症を促進し、動脈硬化を起こしやすいといわれており、「EPA／AA比」が高いと心血管疾患による死亡率が低くなることが報告されていることから、現在EPA摂取の重要性が示唆されている。
　今秋より神奈川県とタイアップして 魚 食 に よ る 健 康 づ く り の 取 組 み や 、EPAに関する普及活動を開始。県内の全・・・
（詳しくは12/7発行・第1609号で）