オキナワモズク・フコイダン研究会は先月25日、中頭郡北谷町のヒルトン沖縄北谷リゾートで「第1 回オキナワモズク・フコイダン研究会」を開催、研究者や企業関係者など約30人が参加した。同研究会の実行委員長で群馬大学医学部名誉教授の長嶺竹明氏は冒頭、「オキナワモズク、フコイダンに限定し、研究家が一堂に会して活発な議論ができることは喜ばしい。フコイダンの知己を集結することで、オキナワモズクの付加価値を高めることに繋がれば幸い」と挨拶。
セミナーでは、オキナワモズクの栽培の歴史や株と品種登録、ゲノム解読など、オキナワモズクの特性に関する内容から、フコイダンの抗ウイルス効果、抗肝線維化作用、免疫調整機能などの機能性、台湾市場でのフコイダンの現状など多岐にわたった。
沖縄県水産海洋技術センターの岩井憲司氏は「オキナワモズクの株と品種登録」と題し講演。沖縄県のモズクは産地海域によって形質に特徴が見られるが、形質の継代を調べた結果、海域に関係なく、母藻と遺伝子的に同じクローンであることが判明した。そこで1 網あたりの収穫量が多いモズクを探し、特異的に長く生長していた野生モズク藻体を発見。養殖に有望な株と分かったことから、農林水産省の品種登録制度に出願し、平成27年9月29日付で品種登録番号24443、品種名『イノーの恵み』として承認されたことを紹介した。
沖縄科学技術大学院大学マリンゲノミクスユニットの西辻光希氏は「オキナワ・・・
(詳しくは12/7発行・第1609号で)
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