錠剤用バインダーから可食フィルムまで
日本曹達㈱(東京都大手町)では、健康食品(錠剤)用バインダー、ホイップクリームの増粘安定剤から可食フィルムまで、多分野において『セルニー/CELNY』(成分名:ヒドロキシプロピルセルロース(HPC))の採用が進んでいる。国内はもとより、「北米をはじめ、海外への出荷も本格化している」という。
同社では、粘度・粒子径別に10種のグレードをラインアップし、用途・ニーズに合わせた“セルニーシリーズ”を供給している。
セルニーの成分である H P C は、日本薬局方に収載(1971年)され、医薬品業界において45年以上の実績を持つ結合剤(造粒用バインダー)。2005年には食品添加物に指定されている。
健康食品分野では、難成形性素材の錠剤化をサポートする結合剤として評価されている。例えば、油分が多く、付着性・粘性が高い難成形性素材であるウコンについては、『セルニー』を用いて造粒を行うことで、造粒物の流動性が大幅に改善。打錠効率が向上したことに加え、ウコンの高含有化・錠剤の硬度改善・打錠障害の防止を含めた錠剤物性の改善が可能であることを確認している。顆粒製品では、流・・・
(詳しくは12/7発行・第1609号で)
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