90年代の半ばより健食原料として採用され始めてから、順調に市場を拡大するコラーゲン市場。年間流通量は3,000tを突破。伸張率は前年比約25%増、右肩上がりの成長を続ける。「美容」「美肌」訴求の代表的素材として、現在では主剤としてはもとより、副剤としての存在感も固めつつある。急進する市場に粗悪品が流通しないため、日本ゼラチン工業組合はコラーゲンペプチドの規格基準策定に着手し始めた。さらに美容訴求以外にも関節対応などの機能研究も進んでおり、バックデータを持つ新規サプライヤーも参入するなどコラーゲン市場は今後、新たな進展を迎えそうだ。コラーゲン市場が持つ現況と今後の可能性、課題をレポートする。