健康食品、化粧品ともに2016年の受託製造企業の「経営は良好」という結果が、本紙が実施した健康食品および化粧品の受託製造・加工企業を対象にしたアンケートの結果からわかった。健康食品、化粧品ともに国内向けは顧客のアウトソーシングの増加を反映しており、一方海外向けではインバウンドからアウトバウンドへのシフトが進んでいるという傾向が共通してうかがえた。
本紙編集部では毎年、健康食品および化粧品受託製造企業を対象に、経営状況や受注素材、受注傾向などに関する調査を実施している。2016年に増収を達成した企業は、健康食品で65%、化粧品では79%にのぼった。うち 2 ケタ増収は健康食品では15%に対し、化粧品は44%と昨年調査より勢いは鈍化したものの、引き続き好調ぶりがうかがえる結果になった。化粧品の伸長の背景にはブランドメーカーの製販分離に伴うアウトソーシング化の進展、健食通販企業や食品メーカー、アパレル企業など異業種企業の化粧品販売への新規参入が活発化していることなどがある。
一方、健康食品は機能性表示食品への期待感が高まっており、「機能性表示食品制度を評価している」との回答は前年より13ポイント増の44%だった。ただ、機能性表示食品制度に対する不満も少なからずあり、「受理までに時間がかかりすぎる」との意見が多く寄せられた。
2015年に業界を賑わせ・・・
(詳しくは1/4発行・第1611号で)
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