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【特集】ヒアルロン酸 機能性表示食品20品超へ サプリ市場活況の兆し

 一昨年4月にスタートした機能性表示食品制度。「肌の機能性表示」としては初となる商品がヒアルロン酸サプリで受理されると、以後各メーカーからヒアルロン酸を配合した機能性表示食品が続々と登場。「肌の水分保持」、「乾燥の緩和」といった機能性を盛り込んだ表示が可能となり、ここ数年頭打ち感のあったヒアルロン酸市場が活況へ転じようとしている。


 昨年12月21日時点で25品のヒアルロン酸配合商品が機能性表示食品として受理されており、業界に先駆けて販売を開始したトウ・キユーピーではWEBでの売上が好調に推移するなど、機能性表示を追い風に伸長している。一方、化粧品原料も引き続き好調で、昨年実施した化粧品受託企業へのアンケートでも3位にランクインするなど美容素材として安定した人気を誇っている。食品向け、化粧品向け共に、国内でのヒアルロン酸流通量は拡大基調となっている。

サプリに加えスープなどバリエーション
機能表示食品25品に拡大

 機能性表示制度が一昨年 4 月にスタートすると、キユーピーの『ヒアロモイスチャー240』、アサヒフードアンドヘルスケアの『ディアナチュラゴールドヒアルロン酸』が早々に受理されたことを皮切りに、森下仁丹、協和、フジッコ、山田養蜂場などで関連商品が受理された。
 ヒアルロン酸サプリメント『ヒアロモイスチャー240』の販売を行うトウ・キユーピーでは、販売後数カ月で「従来品と比較し、売上が1.2~1.3倍に増えた」とし、さらに、顧客流入数も「WEBで 4 倍、新聞で 2 倍」になるなど、絶好のスタートを切った。
 
 アサヒフードアンドヘルスケアでもドラッグストアでの販売を中心に売上は好調だという。ファインでは、『おはだうるおう 野菜スープ』をはじめ 5 種類の粉末タイプの加工食品を含めトータル10品で受理。サプリメント以外のヒアルロン酸機能性表示食品として、目を引く商品となっている。
 また、エルビーではシニア層をターゲットとした機能性表示食品『肌の潤いに役立つ ヒアルロン酸ヨーグルト風味』を昨年11月に宅配チャネル限定で販売開始。ヒアルロン酸Naを 1本当たり120ミリグラム配合した飲料で、新たな顧客層の開・・・
(詳しくは1/4発行・第1611号で)




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