ウコン市場が200億円に到達した。ハウス食品㈱が販売する『ウコンの力』が市場を大きく底上げしたことに加え、アンチエイジングを新たなターゲットに据えた商品開発が活発化。これまで、二日酔い対応、肝機能対応の代表素材として、高年齢層を中心に市場を形成してきたが、CVSルートでの躍進、“琉球コスメ”のブレイクにより、若年層・女性層の開拓が急速に進んでいる。市場の拡大を受け、9月15日には(財)日本健康・栄養食品協会が、秋ウコンの規格基準を公示しており、「年明けにはJHFAマーク付きのウコンサプリメントの流通が始まる」見通しだ。一方、原料サプライヤーでは、有機JAS原料の提案を強化するほか、クルクミン、テトラヒドロクルクミン(還元型クルクミン)など、有効成分高含有原料の開発に注力。農業法人を設立し、国産原料の確保に乗り出すなど、他社との差別化を明確に打ち出している。