次世代アンチエイジング素材として脚光
タイやミャンマーなどの山岳地帯に自生する「プエラリア・ミリフィカ」。90年代後半に“豊胸植物”などとして、脚光を浴びたのは記憶に新しい。その体感性の高さから、ブームは終焉することなく、リピーター客を中心に根強い人気を誇っている。販売チャネルも、これまでは商品特性もあり通販ルートでの販売が主体だったが、“綺麗に体型を維持したい”という現代女性のニーズから、店舗ルートでの取り扱いが増えている。また、近年は、豊胸訴求のみならず、更年期対応、美肌訴求のサプリメント、化粧品の製品群が増加。若年層から中高年層まで、消費者の選択肢が広がっており、売上げ二桁増を達成する企業もみられる。一方、男性機能向上を訴求する赤ガウクルアは、まだ供給量は少ないものの、老化現象緩和作用などの新たな機能性が確認されている。次世代アンチエイジング素材として期待されるマーケットをレポートする。