「健康茶」550億円維持、需要根強く
昨夏に杜仲茶が大ヒットして以降、健康茶への関心や再評価の声が高まり、通販ルートを中心に健康茶の売り上げが拡大。健康茶市場は前年の550億円を維持した。主力の店販ルートでは売り場面積を維持し、品目を絞り込む効率重視の商品陳列が顕著で、ウコン、ドクダミ、ハトムギ、杜仲、ウーロンなどの定番商品が安定した売り上げを確保する。外食チェーン店では、健康志向のメニューを強化する中で、ティーバッグタイプの健康茶やトクホ茶を導入し、集客アップを図る動きも。「健康」や「美容」のイメージを打ち出したブレンド茶の伸びに勢いが出ており、今後も生活改善や美容・予防分野の領域をカバーする役割を持った商材として、長期的な成長が期待されている。