異種業の新規参入相次ぎ
07年上半期、3割以上が経営良好
本紙が行った化粧品受託メーカー約100社(回答54社)へのアンケート調査の結果、2006年度の売上高が前年比2ケタ増を達成した受託メーカーは3割強。また2007年上半期(1~5月)の経営状況が「良かった」と回答した受託メーカーも3割強となった。化粧品受託市場はここ数年、異業種による新規参入が相次いでおり、総じて市場は拡大基調にある。一方で、参入企業の多様なニーズに対応できるか否かで、“勝ち組”にも“負け組”にもなり得る状況にある。こうした中、各受託メーカーでは他社との差別化を図るために、生産体制の拡充、技術力や研究開発力、製品開発力などの向上に努めていること、また積極的に設備投資を行っていることが分かった。化粧品受託市場の最新動向をレポートする。