美容系・関節系の豊富なエビデンスと体感性の高さで、右肩上がりの伸長を続けるプロテオグリカン(以下PG)市場。青森県では、弘前大学、産業技術センター、あおもりPG推進協議会、一般企業とともに強固な産学官連携でPG事業を推進したことが功を奏し、当初目標としていた「2020年・260億円市場」を2015年度で達成した。次なる目標「2020年・600億円市場」を目指すPG市場は、推進協議会の一般社団法人化、PGを関与成分とした機能性表示食品の登場、米国展示会でのアワード受賞、製造工場の新設備稼働 ―― など、これまで以上に活気づいている。
次世代素材は拡大一途
市場規模は300億円へ
青森県では2011年より、PGを核とした新産業振興基本戦略を策定し、2017年現在は『青森ライフイノベーション戦略セカンドステージ』として、産業振興と地域活性化を目的とした取り組みを実施。産学官連携により大きな成果を挙げてきた“あおもりPG”は、地域資源を活用したイノベーション事業の成功例として高く評価されている。事業開始当初より関わる21あおもり産業総合支援センター・プロ・・・