◆高齢化で重要度増す抗加齢医療、臨床応用は医科から歯科に拡大◆
ここ1、2年で抗加齢医療を掲げる医療施設が急速に増えだしている。診療科目は美容形成から皮膚科、産婦人科、一般内科、歯科など多岐にわたっており、若返り医療のニーズの底深さが窺われる。今年で7年目を迎える日本抗加齢医学会の会員数は3000人を超えた。今年3月には、この学会を中心に政財界や厚労省等の関係者が加わった新組織「日本エイジマネージメント医療研究機構」が発足、抗加齢医学研究は新たな段階を迎えた。
■5年後には高齢者人口3000万人に
■再生医療技術を若返りに応用
■歯科医は職域拡大で全身疾患を予防
■口腔内の病変は全身状態のシグナル
■存続の鍵は美容ニーズを捉えること