「オーガニック」の認知が急速に進み始めている。「ロハス」「マクロビオティック」ブーム、それ以前からの「スローフード」とテーマが積み重なる中、いよいよ本格的に「オーガニック」がビジネスになろうとしている。その中核を担うのは、コンシューマービジネスで常にターゲットとされる30代前後の女性であり、団塊シニアそして富裕層だ。「健康」で「安全・安心」なライフスタイルを選択すると出てきた解答の一つが「オーガニック」だったというわけだ。これまで何度か「オーガニック」はブームの波が来ている。しかし、今回の波が違うのは、消費者が積極的に動いている点だ、さらに今回の「オーガニック」の波で見逃せないのは、なぜ「オーガニック」を選ぶのかの大きなポイントが「おいしさ」にあることだ。これまでの「オーガニック」はどちらかといえば、運動的な要素が大きかったが、今回の波ではライフスタイルとして取り組む消費者が核となる。その流れを紹介する。