明日葉市場は青汁用途で引合いが活発で、国内外での栽培も軌道に乗ってきた。海外産は年間を通じて安定供給できる点が支持される要因となった。今年は、「明日葉青汁」を商品名などに表示した商品が6品目でトクホの認証を取得、青汁市場における差別化素材としての利用が進んでいる。また明日葉の有効成分であるカルコンの原料供給も本格化してきた。ポリフェノール類の中でも強い抗酸化力を持つ素材として、原料サプライヤーサイドでは提案の強化に乗り出した。明日葉の市場規模は前年比10%増の77億円に成長。100億円が射程内に入ってきた。青汁用途や一般食品での市場拡大が期待される明日葉市場をレポートする。