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ファンケル 『えんきん』と肝障害の因果関係否定

(株)ファンケル(横浜市中区)は、目の焦点調節機能を補助する機能性表示食品『えんきん』を摂取して薬物性肝炎を発症したとする事例について、同製品と健康被害との因果関係はないとする調査結果を発表した。


インターネット上で、同社製品で健康被害が生じるとの表記があったことを受け、同社は消費者庁などに調査結果を報告するとともに、同庁で記者会見を開き、調査内容を説明した。

同社によると昨年 9 月、同製品を表示通り11日分摂取した消費者から、薬物性肝炎と診断され入院したと連絡があった。同社が同製品に含まれるアスタキサンチンやルテインなどの成分を調査した結果、含有量や製造過程等に問題はなく、学術調査によってもこれらの成分が肝機能に影響する可能性がないことが確認された。当該消費者は『えんきん』を摂取した過去 2 年間に医薬品12種類の服用歴があり、そのうち 2 種類を同製品と併用していたという。

同社が評価を依頼した久留米大学の神代龍吉教授は「肝機能障害と同製品服用との間に因果関係ありと断定することはできず、併用された薬物が健康被害をもたらした可能性を否定できない」と判断。横浜市立大学の中島敦教授と同大の斉藤聡准教授も「製品が肝障害の第一の原因・・・

詳しくは2017年8月2日発行号で


健康産業新聞主催 「指摘事項をクリアし、企業の主張を反映。公表後も耐えられるSRとは?」17年9月21日

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