本紙では今回、化粧品受託メーカー100社(回答54社)を対象に、売上高や経営状況、設備投資状況――など、2005年の化粧品受託製造現場の動向を調査した。その結果、5割の化粧品受託メーカーが今年の経営状況について「良かった」と回答。売上高で前年比2ケタ増を成功した受託メーカーは3割以上に上った。今年は特に、「CoQ10(ユビキノン)」特需が売上高アップに大きく貢献した。さらに2006年の経営状況については、7割が「良くなる」と回答している。化粧品自体の販売金額はここ数年、1兆4,000億円台で横ばいにも係らず、改正薬事法による製造部門のアウトソーシングの自由化が、受託メーカーにとって追い風となっているもようだ。化粧品受託製造現場の最新情報をレポートする。