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【健産抄】江崎新大臣に期待する 近年稀有な政治家

消費者庁担当大臣はどなたかと言うと、内閣府特命担当大臣の江崎鐵磨氏。誰でも飛びつく大臣の椅子を固辞し、専門以外のことは分からないと明確に話されるなど、日本人の美徳の精神を持ち合わせた近年稀有な政治家だ。


我々がこのところ見聞きした大臣像というと、名刺や振る舞いとは裏腹に、答弁では「嘘」を「記憶になかった」と解説したり、知識も学習努力もないままに迷答弁を繰り返したり、説明責任を回避する大臣ばかり。議員に至っては、芸能人顔負けで、週刊誌を賑わす下ネタやパワハラで、こう言う人に税金や政党助成金が支払われていると思うとうんざりする。

外務であれ、防衛であれ、経済であれ、数少ない人を除けば、政治家とはいえ、大半が素人。役人のペーパーに頼っているのは中継を見ればよくわかる話。日銀の黒田氏に至っては、金融政策の専門家であろうが、物価目標の2%を任期中に何度先送りをしていることか。

「大臣就任を固辞し、怒られた」「素人は素人」などの素朴なエピソードにちょっと期待している。”ゲス不倫”の謝罪パーティを会費制でなんて厚顔無恥の「議員」が跋扈する中で、分をわきまえた数少ない政治家として、消費者行政にあたって頂きたい。ついでに自民党の信用回復にも。(了)


内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全)・江崎鐵磨氏  http://www.caa.go.jp/soshiki/minister/


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