血圧トクホ、低迷脱し新商品・リニューアル発売相次ぐ
ペプチド、ギャバなど関連素材のニーズ拡大
来年4月にスタートする特定健診・保健指導制度は、健康食品業界にとって大きな追い風となりそうだ。同制度は、メタボリック症候群対策に重点が置かれており、そのため血糖値、中性脂肪、血圧の上昇抑制を訴求した健康食品の需要増が期待されている。血圧対応のサプリメントは近年、やや低迷が続いていたが、まずはトクホ市場で回復基調がみられる。新製品上市、リニューアル発売が相次いでおり、連動してトクホの関与成分であるペプチドやギャバ(γ-アミノ酪酸)の原料需要も伸びを示し始めている。さらに、ハーブ素材のなかからも、松樹皮やエルカンプーレなどは血圧上昇抑制について高いエビデンスを有し、メタボリック症候群対策を訴求して新たな市場構築の動きを活発化させている。