新刊紹介

◆新刊紹介◆『ミルクと日本人』

牛乳は、明治二年、築地で初めて日本で売り出された。芥川龍之介の実家は牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期は牛乳を加工したキャラメルが流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後は学校給食への導入が進む。牛乳が近代日本史を語る。

竹田尚子 著

新書判・292頁

880円・(税別)

発行所・中央公論新社

☎03・5299・1830

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