日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は1日、スポーツサプリメントの認証制度を検証するための有識者会議を設置したことを明らかにした。本紙既報(日本のアンチ・ドーピング認証 来月にも「有識者会議」第一回会合か)の通り、第一回会議が4日に開催される。
JADAが発表した報道資料では、「スポーツ選手が摂取するサプリメント等について、JADA独自の認証制度を展開」してきたことに触れた上で、「残念ながら、国内外においてサプリメントの摂取を原因とするドーピング違反事例が発生」しているとし、「サプリメント製品の安全管理、製造工程審査、情報公開等を含む国内の体制の有るべき姿を検証」するとしている。
境田正樹弁護士が委員長を務め、スポーツ庁、日本スポーツ振興センター、日本オリンピック委員会、アスリート代表、食品検査企画等の団体、分析機関、製造企業の合計15名が委員となる。
本紙が入手した情報によれば、「食品検査企画等の団体」は、日本ガス機器検査協会、日本健康食品規格協会、日本健康・栄養食品協会の3団体。「分析機関」はLSIメディエンス株式会社、「製造企業」は大塚製薬、味の素、明治、森永製菓、ドームの5社。
9月4日に開催される第一回会議は非公開で行われる。