厚生労働省は食品に残留する農薬等に関するポジティブリスト制度について、昨年11月29日に関係法令を官報で公布した(1130号2面既報)が、これに伴う残留農薬等の試験法と関係法令の整備に関する関連通知が先月12日、出された。今春までに追加の関連通知が出される予定だ。しかし、今回の関連通知については、残留農薬分析のプロである受託分析機関の間から、「分かりにくい内容」との指摘も出ている。健康食品業界でも同制度の運用面での理解が十分進んでいないことに加え、5月29日の施行までに示される試験法ではすべての農薬等をカバーするのは困難との見方も広がっている。ポジティブリスト制度というハードは作ったが、試験法や業界への普及啓発などソフトが不十分なまま多難な船出となりそうだ。
健康産業オンライン
農薬ポジティブリスト、試験法を提示 「799農薬はカバーできない」と懸念の声も
健康産業オンライン
- 新原料『さくら乳酸菌』のEMT抑制作用に関心 オリザ油化
- 開発展でライセオの新機能発表 脂肪蓄積抑制等 築野食品工業
- 【抗糖化】海外からの視線熱く 糖化ストレスの新たな概念も
- コスモプロフ・アジア2024、STEAM CELL(ヒト幹細胞)が席巻
- 【速報】コスモプロフ2024、日本企業80社超が出展 メイドインジャパンをアピール
- COSMOPROF 2024開幕 2,500社が香港に集結
- 【毛髪・頭皮ケア】コロナ以降もホームケア需要が定着
- 機能性表示食品 6,000品を突破 届出者数1,500に迫る
- 2022年9月期のグループ売上高、前年比7%増の325.8億円 東洋新薬
- 睡眠、フェムケア切り口に需要拡大(特集:プラセンタ)