先ごろ発表された平成28年国民健康栄養調査で、糖尿病に関して、強く疑われる者が1000万人を突破し、増え続けていることが報告された。その一方で、若年女性20代・30代の運動習慣が9%台に低下していることも指摘されている。
若年女性のやせ過ぎや、栄養素不足はこれまでも問題視され、その偏った食生活やライフスタイルに警鐘が鳴らされてきたが、今回の調査でも改善は見られていない。「20歳代女性のやせ(BMI<18.5kg/㎡)の者」の割合は、2010年の24.6%からは改善傾向ではあるものの、20.7%と依然やせ過ぎが多く、食生活においても各年代の中で野菜摂取量が少なく低く、朝食欠食率の高いことも変わらない。そして、「運動習慣のある者」の調査で、若い女性が特に低い傾向があることが示された。男性全体35.1%、女性全体が27.4%とされる中、20代女性が9.9%、30代女性は9.8%と、いずれも9%台にとどまった。